あのピカソが愛したという「セヌリエオイルパステル」を手に入れたので、実際に絵を描いてみました…!
全120色で、1本300円もする高級なオイルパステル。コスパはとても悪いです(笑)
【SENNELIER】セヌリエオイルパステル
最初にカラーチャートを作ってみました。購入したのは48色セットです。
実はこのカラーチャートを作る前に、ためしに一本塗ってみたらあっという間に折れました。
めちゃくちゃ柔らかいです。ぎゅっと握ったらそれだけでも折れるので気を付けてください…!
塗り心地は最高!
「ぬるぬる」という擬音語がぴったりの塗り心地。
画面にぬるりと張り付くのでとても気持ちがいいです。しかし減りが早い!
そしてものすごく手に付きます。
オイルパステルなので当然と言えば当然ですが、気が付いたら手にも机にもスマホにも…!
これはセヌリエのオイルパステルには酸化性物質が入っていないため乾かないからだそう。まるで油絵の具です。
粉が出るというよりは、ぬるっとしたオイルパステルの塊が画面にポツポツ出る感じ。
フィキサチーフも効かないくらい定着しづらい
全く乾く気配がないこのオイルパステルですが、セヌリエが販売している「フィキサチーフ(オイルパステル専用定着液)」を使えば定着できるそう。
セヌリエのフィキサチーフは購入していないのでどれぐらい定着するのかはわかりません。
私は定着させるためにターレンスの「クレパスワニス フィニッシュコート」を使用しました。

他のオイルパステルはこれで定着できるのですが、セヌリエはあまり定着できない…。
次に使ったのはターレンスの「画用液クレパスワニスサテン」。ハケで画面に直接塗ることで保護膜を作り、色移りを防ぐものです。
これを使うと色移りを防げますが、画面がちょっとテカテカした感じになります。微妙。
セヌリエオイルパステルは放置して乾かすのが良い?
画面が乾かないという点は、油絵の具のように長い時間をかけて乾かすのが良いのかな…。
最初はどうにか画面を定着させようとしていろいろ試しましたが、本来の色や風合いを損なってしまうのであまりお勧めはしないです。
実際に画用紙に描いてみた
画用紙にグリグリと塗っていきます。
発色がとても良い。
指でこすると画面のスキマを埋めることができます。
こんな綺麗に!
重ね塗りをしていきます。厚みが出てきました。
どうしてこうなった。
ちょっと何も考えずに始めてしまったので着地点がわからず。でも可愛く描けました。
これは途中でフィキサチーフを使っていません。
混色したくないと思ったらフィキサチーフをかけるのもアリです。
セヌリエ オイルパステルの特徴
- 高発色、色が濃い
- 劣化が少ない
- 画面がひび割れない
- ぬるぬるとした塗り心地
- 乾きにくい、定着しにくい
- 減りやすいのでランニングコストがかかる